あまりにも多方面で絶賛されている漫画なので気になって気になって。
ついに買ってしまいましたよ。
夕凪の街桜の国。
読後の感想。
『夕凪の街』『桜の国(1、2)』のヒロインはやっぱり似てるなあ、と思いました。
自分の事も周りの事も非常に客観的に冷静に振り返る事ができるというかね。なんつーんでしょうなあ、でも嫌味のある感じではないんだな。
もしかしたらこの作家が描くヒロインっていうのに共通するタイプなのかも。いや他の漫画は知りませんがね。
そんで残酷だ。特に『夕凪』のラスト2P。許すとか許さないとかそういう問題ではないんですね。
あと、これも『夕凪』の方なんですけども、街(広島)の描写に胃が冷たくなるような生気の無さを感じました。ヒロインの実感なんだろうなあ。
なんとなく小松左京の「影が連なる時」を思い出したり。
しかしこういう漫画であるほど、帯にいろいろ書いてあるのをとても余計に感じるのですな。
まあ意味私もこういう広告に惹かれて手に取った訳だからまあ、アレなんですけども。
なかなかこういう漫画はああいうアオリがないと手に取りにくいしね……